どうも、ひろっちです。

 

今回お伝えする内容は、
ヴェブレン効果という心理学の話です。

 

ぜひ、あなたのビジネスでも
活かせる内容になりますので、
最後までご覧ください。

ヴェブレン効果は一体どんな心理効果なのか？

 

今回お伝えするヴェブレン効果というのは、

 

• 商品の価格が高まるほどその商品の需要や効果が高まる傾向にある

 

という事を表した心理効果のことです。

 

この心理効果については、
アメリカの経済学者である
ヴェブレン氏が提唱した事で、
ヴェブレン効果と呼ばれております。

 

僕たちが何かしらの商品を購入する時には、
その商品を購入する前は、

 

• 高額な商品ほど良い商品だと感じる
• 安い商品はあまり良くないと感じる

 

とこのように感じてしまい、
実際に商品を購入した後でも

 

• 高額な商品ほど価格に見合う価値を感じる
• 低額な商品ほど「こんなものか」と感じる

 

このような考えを感じたことは、
結構あると思います。

 

要するに価格が高くなるにつれて、
期待感や満足度が上がっていくということです。

 

で、こういった心理というのが、
ヴェブレン効果によるものだとされておりまして、

 

そのヴェブレン効果が
よく分かる消費活動の代表的な例が、
ブランド品の購入などです。

分かりやすいヴェブレン効果｜ブランド品の購入。

 

一般的に普通の商品というのは、
価格が高くなればなるほど需要は
減るとされています。

 

その理由は、
価格が高くなればなるほど、
買える人が少なくなるからですね。

 

でも、承認欲求をくすぐるような、
顕示的消費の場合については、

 

価格が高くなるほど、
需要も増える傾向にあります。

 

イメージしやすい言い方でお伝えすると、

「俺はこんな高いの持ってるんだぜえ！」

と周りに自慢できるような商品というのは、
価格が高くなるほど需要も
増えていくという事です。

 

だからこそ高級車や時計、
服やバッグなどのブランド品というのは、
どれだけ高くても売れていきますし、

 

そこに憧れを抱く人も多く、
需要があるわけなんですね。

 

腕時計やバッグとかは、
ハイブランドによっては
数千万円〜数億円のものも存在しています。

 

普通に考えれば
そんなバカ高い商品誰が買うの？
って感じですけど、

 

実際にそんな商品を買う人も
持ってる人も実在するということです。

 

そのようなハイブランドの商品を
購入する前というのはワクワク
してしまいますよね？

 

購入した後はしばらくその余韻に
浸ってしまう事も多いと思います。

 

そして購入してよかった、
と満足するわけでです。

 

一般的にハイブランドと呼ばれるような、
高価格な商品を扱うブランドというのは、

 

価格が高くなるにつれて、
期待感や満足度が上がる人間の心理を
上手く活用しているという事です。

 

で、このような価格が高くなるにつれて、
期待感や満足度が上がる人間の心理は、
様々な場面でも良く見られたりしています。

ヴェブレン効果：価格が高いほど期待感と満足度が上がる

 

例えばですが、1,000円のセミナーと
10万円のセミナーがあった実際にあった場合、

 

セミナーの内容が全く同じだったとしても、
10万円のセミナーの方が参加者の満足度が
高まったりするのは有名な話です。

 

また、

• 1,000円のセミナーと10万円のセミナー
• 3,000円のマッサージと1万円のマッサージ
• 1万円の通信講座と10万円の通信講座
• 3,000円のお寿司と2万円お寿司

 

どちらの方が良さそうかと言われれば、
高い方が内容が良さそうに感じますよね。

 

このような感じで、
僕たち人間というのは、
高いものは良いものだろうという
意識が無意識レベルで働く傾向にあります。

 

だからこそ、価格が高い商品は期待できますし、
価格が高い商品の方が満足度というのは、
高くなる傾向にあるということです。
（※当然、価格に見合った価値がある前提での話です）

 

しかも、高単価な商品を
購入してくれるお客さんというのは、
安価な商品を購入してくれるお客さんに比べて、
意識が高くてまともな傾向にあります。

 

先ほど例として挙げた、
1,000円のセミナーと10万円のセミナーなら、
これら2つのセミナーではその参加者の意識も
大きく変わっていくということです。

 

1,000円のセミナーでは、
参加費も安いし何か得られれば良いかな。

といった感じのゆるい意識で
参加する人が多かったりしますが、

 

逆に、それが10万円のセミナーになると、
これだけお金を払ったからこそ
絶対に活かさないと！

という意識が
参加者に働くということです。

 

だから高額な講座や塾などの参加者の
人たちというのは、

 

安価な講座や塾の参加者よりも、
意欲が高くて挫折しにくい傾向にあるのです。

 

このような傾向のある、
ヴェブレン効果をマーケティングに
活かす方法についてお伝えしていきます。

ヴェブレン効果をマーケティングに活かす方法

 

では、ヴェブレン効果をマーケティングに
活かす方法をお伝えしていきたいと思いますが、
商品やサービスを売る側の目線で言えば、

 

• 得られる「利益」
• 獲得できる「顧客満足度」
• 商品を購入する「顧客の質」

 

などの様々な側面から見ても、
高単価商品を売った方が良いという
結論には至ります。

 

どのくらいの価格が“高単価”に
なるのかについてはその商品やサービスの
ジャンルにもよるので一概には言えないですが、

 

何かを売る際には妥協せずに
しっかりとお金を貰った方が良い
という事だけは間違いありません。

 

商品やサービスを変に安売してしまい、
満足度や顧客の質を下げるくらいなら、
あなた自身が納得できる価格で
打ち出してた方が良いです。

 

ただし、その商品の価格が
高くなればなるほどお金を払う事に
不安や抵抗感が生まれる可能性もありますので、

 

高単価の商品を売っていく場合は、
それらを必ず払拭していく必要があります。

 

そのためにはやっぱり

 

• 価値提供を徹底して自身のブランドを高める
• 見込み客との信頼関係をしっかりと構築する

 

という２つは必ず抑えておきましょう。

 

それらの２つを徹底することが出来れば、
高単価商品でもあなたの事を信じて、
購入に踏み切ってくれます。

 

よって、その辺りの
価値提供や信頼関係の構築といった、
ビジネスの基礎は稼いでいく上では、
無視できないものになります。

 

最後に補足としてお伝えしますが、
ここまでお伝えしてきたヴェブレン効果は、

 

価格だけ高く設定すれば、
顧客満足度が得られるよ！
という心理効果ではありません。

 

価格が高いほど満足度も
高まる傾向にあるというのは、

 

価格に見合うだけの価値が
その商品にある前提での話ですので、
その辺りは勘違いしないように
注意して頂ければと思います。

 

あなたの事を信用して、
購入に踏み切ってくれた見込み客を
裏切るような事だけは絶対にしないでください。

 

これはビジネスをしていく上で常に意識して頂いて、
それを踏まえた上でここまでお伝えしてきた
ヴェブレン効果を活用してい頂ければと思います。

 

それではまた！