どうも、ひろっちです。

 

今回お伝えする内容というのは、
シャルパンティエ効果についてです。

 

今回の記事でお伝えする
シャルパンティエ効果というのは、
1981年に提唱された心理現象になります。

 

• 同じ重さのものでもイメージによって重さの判断が変わってしまう心理現象のこと

 

例えば、５kgのダンベルと
５kgのわたがしがあった場合、

 

「どちらの方が重いと感じますか？」

 

と聞かれると、
大抵の人はダンベルの方が重いと
答えてしまいますよね。

 

でも、これらの２つの重さというのは、
「５kg」ですので、

 

答えとしては重さは同じになりますが、
なんとなくダンベルよりも
わたがしの方が軽く感じてしまいます。

 

つまりは、

• ダンベルは重い
• わたがしは軽い

というその物体のイメージによって、
重い・軽いという判断が、
錯覚が起きているということです。

 

そしてこのシャルパンティエ効果が
よく分かるのが下記の実験なので
ご紹介していきます。

シャルパンティエ効果：ボール実験

 

シャルパンティエ効果
についての実験というのは
まず最初に同じ重さの4cmのボールと
10cmのボールの2つを用意します。

 

被験者にそれら2つのボールを
持ち比べてもらいました。

 

そして、「どちらの方が重いか？」
を被験者にたずねてみると、

 

被験者のほとんどの人が、
4cmの方が重いと答えました。

 

 

要するにこの状態というのは、
大きいボールも小さいボールも、
持ち上げるのに同じくらいの力が必要なので、

 

小さい方が重いという、
錯覚を起こしたという事です。

 

ここまでの事例や実験結果を見ると、
僕たち人間というのはイメージによって、
錯覚を起こしてしまう事がよく分かりますね。

 

それを踏まえると、
物事の伝え方1つで
相手の印象を操作する事も可能
だという事になります。

シャルパンティエ効果をマーケティングに活かす方法！

 

実際、このようなシャルパンティエ効果
によるイメージの錯覚というのは、
マーケティングなどによく使われています。

 

その商品やサービスの強みを
打ち出していく際には効果抜群
だったりします。

 

わかりやすい例としては、
下記のようなものが挙げられるかと思います。

 

• イナバ物置：100人乗っても大丈夫
• CCレモン：レモン100個分のビタミンC
• しじみ７０個分のちから：１杯でしじみ７０個分のオルニチン

 

上記のようなコピー（広告文）は、
見たことがあると思いますが、

 

これこそが、
シャルパンティエ効果を
マーケティングに活かしている
典型的な事例の１つということです。

 

例えばですが、CCレモンを例にとると、
このペットボトル１本分にビタミンCが
1000mg入ってますと言われて
ピンとくる人は少ないです。

 

少なくとも僕はそう言われたときに、

 

「そうなんだ。でもそれってすごいの？」

 

といった感じに
思ってしまいますが、

 

でも、それをレモン100個分のビタミンCと
言い換えるだけでイメージが湧きやすいし、
なんとなく凄さも理解できます。

 

重さにしても耐重量5000kgと伝えるよりも、
成人男性100人分と伝えた方が
イメージ伝わりやすいですし、

 

オルニチン25mg」よりも
しじみ70個分のオルニチンと伝えた方が
分かりやすいですよね。

 

よく広さを伝える際には、
東京ドーム○○個分という
言い回しもよく使われす手法です。

 

○○坪と伝えるよりも
そっちの方が広さが伝わりやすいですし、

 

そう伝えられた方が何となく
広そうだなという錯覚が起きるわけです。

 

そしてこのテクニックというのは、
アフィリエイトを含めた情報発信ビジネスでも
大いに活用することが可能なのです。

 

というよりも、
セールス全般において
使えるものになりはなります。

 

例えば、あなたが3ヶ月で5万円の
商品やサービスを売っていく際には、
その商品の安さをアピールしたいのであれば、

 

3ヶ月で5万円と伝えるよりも、
1日あたり約500円と伝えた方が、
相手は安いと感じてしまいます。

 

それに加えてさらに、
その1日あたり約500円を、
ジュース1杯分と同じとか、
ランチ1食分と同じと表現すれば

 

さらにその安さを分かりやすく
相手に伝えていく事ができるということです。

 

こういう伝え方1つ、表現1つで、
相手の抱くイメージは変わってきます。

 

先ほどお伝えした３ヶ月で５万円の商品は、
普通に考えたら安くないと感じる人の方が
多いと思います。

 

もちろん、その商品や
サービスの内容によりますが、
でも、その伝え方を工夫すれば、

 

例え同じ価格帯でも、
相手に安いと感じさせる事も
できるようになるというわけです。

 

情報発信で読み手に
1つの事実を伝えるにしても、

 

• どう伝えれば更に分かりやすく伝わるか？
• どう伝える事でよりイメージを抱かせることができるか？

 

という部分については
試行錯誤していくと良いと思います。

 

そうすれば表現力も磨かれていきますので、
ライティングはかなり上達していきます。

 

こんな感じでシャルパンティエ効果を
マーケティングで上手く活用する事ができれば、

 

• 重さ
• 安さ
• 凄さ
• 広さ
• 強さ
• 速さ
• 多さ…etc.

 

などといったあなたが
アピールしたいポイントを分かりやすく

 

そしてイメージしやすく
相手に伝えていくことが可能になります。

 

その結果、そこからこの商品安いなとか
この人すごいなといったイメージによる
錯覚を引き出す事もできるわけです。

 

ぜひ今回の内容を参考にして頂き、
あなたのビジネスに活かして頂ければと思います。

 

それでは今日はこの辺で！